リーガルテックとは?


リーガルテックとは?現在、リーガルテックの波が日本にも訪れつつあるように思います。数年前から動向を観察していましたが、ここ1年で急激に世間の関心が高まってきたように感じます。では
  • リーガルテックとは何なのか?
  • リーガルテックにより何が可能になるのか?
このコラムでは、これらの事項について検討しようと思います。

1..リーガルテックとは?

まず、リーガルテックとは「情報技術を活用した法律関連サービスやシステムの総称」を言います(引用:iFinance)。要するに、AIやインターネットなどの情報技術を駆使して、既存の法的サービスの効率化や新規の法的サービスの構築を実現するサービスのことです。アメリカのリーガルテック市場は現時点でも160億ドル規模とも言われています。

2..海外のリーガルテック

海外では、具体的には、次のようなサービスが既に発表されています!
  • AIによる契約書レビューの効率化
  • 訴訟書式チャットボットサービス:AIチャットボットが、21か月の間に、約16万枚の駐車違反チケットに対する異議申立てに成功。
  • 文書の署名・承認・管理のオンライン管理:電子署名を利用したオンライン上での契約締結等
  • 弁護士マッチングサービス
  • 裁判費用を調達するためのクラウドファンディングプラットフォーム
  • 飛行機の遅延・キャンセル・オーバーブッキングなどに対して賠償金を得るためのサービス
  • 破産関連の業務をアシストするAI:既に2016年にはアメリカの法律事務所(BakerHostetler)が、リーガルテック企業のROSS Intelligenceとの間で、AIの利用契約を締結した。ROSSは、自然言語処理技術を利用して、ふつうの自然言語(Aは◯◯することができるのか?等)で質問することで関係する文書を見つけ出してくれる。

3..日本のリーガルテック

近年、日本でも、これらの海外のサービスと同様のサービスが提供されてきています。ただ、日本では、リーガルテックの中でも、チャットボットサービスや、市民が自分の力だけで交渉や訴訟を行なうのを支援するサービスは、まだそれほど普及していないように感じます。個人的には、これらのサービスにより、法を市民にとって身近なものとすることがリーガルテックの最大の効用であると思うのですが…日本のリーガルテックとしてこれまでに登場しているものを列挙しておきます。
  • 集団訴訟のマッチングプラットフォーム(企業:ClassAction)
  • 契約書のリスク判定(企業:GVA法律事務所)
  • 契約書レビュー支援(企業:LegalForce)
  • クラウド上での契約締結(企業:弁護士ドットコム)
  • 知的財産の新規性判断(企業:ゴールドアイピー)
  • オンラインでの商標登録(企業:Toreru)

4..最後に

今回は、何かと話題になってきた「リーガルテック」について、軽くまとめてみました。機会があれば、リーガルテックに関連する技術等についても別の記事でまとめてみたいと思います。具体的には次のようなところを予定しています。・電子署名とは? — オンラインでの契約は安全なのか? —・Saas Paas Iaas の違いは…?・ブロックチェーン技術と公証人の電子化




執筆者:  daigo【Lv.2606】

投稿日時: 2018年11月10日13:48

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