71期二回試験の概要


72期以降の修習生のために71期の二回試験の概要をまとめておきます。

守秘義務等に配慮しているため、抽象的な内容になってしまいますが、御了承下さい。

72期の司法修習生が、自身が受ける二回試験の問題を予測することができるような形で、最低限のところをまとめておきました!

1.日程

71期の日程は次のようなものでした。

  • 1日目:刑事弁護
  • 2日目:刑事裁判
  • 3日目:検察
  • 4日目:民事弁護
  • 5日目:民事裁判

2.刑事弁護


大問:想定弁論

小問1:証拠収集活動(自由記載)
→ A班・B班に共通して、集合修習中の起案においても、出題された問題

小問2:証拠意見(書証と証拠物)
→ A班・B班に共通して、集合修習中の起案においても、出題された問題

小問3:尋問方法(199条の12・供述の明確化)
→ A班・B班に共通して、集合修習中の起案においても、出題された問題


3.刑事裁判

小問1:証明予定事実の意味合いと重み
→ 典型問題

小問2:証拠採用の適否(ある証明予定事実に関する証人尋問の必要性)
→ 典型問題

*** ①問題となる証明予定事実の重みと②証拠調べ(証人尋問)の手間暇とを総合的に考慮する。たとえば、対象となる証明予定事実の重みが小さいのに証人尋問のような時間のかかる証拠調べをするのは妥当でない。



小問3:罪証隠滅のおそれの有無・程度

→ A班・B班に共通して、集合修習中の起案においても、出題された問題

小問4:伝聞の異議に対する裁判所としての対応

→ A班・B班に共通して、集合修習中の起案においても、出題された問題

大問:争点に対する判断の結論及び理由

→ 典型問題



4.検察

事案:強盗(共犯)
→ 集合中、A班・B班で共に共犯の問題が出題されていた。加えて、共犯についての詳しい講義があった。


設問の内容:

・犯人のうち、1人の犯人性
・犯罪の成否(共犯性の検討含む)
・情状関係


小問:罪証隠滅の恐れの有無・程度の検討


5.民事弁護

大問:訴状

→ いかなる法律構成を採るべきかについては、あらかじめ問題文で指示されていた。


小問:立証の見込み等




小問:問題文が指示したものとは異なる法律構成での主張の妥当性検討




小問:予備的主張の適否




小問:立証活動と仮処分

→ いずれも導入修習で講義があった事項のみが出題された。


小問:民事執行法等

→ 導入修習で講義があった事項のみが出題された。


小問:和解

→ 導入修習で講義があった事項のみが出題された。


小問:弁護士倫理

→ 預り金についての出題

→ 集合中に少し触れたが、それを覚えていなくても配布資料を読めば現場で解答を導ける問題のみが出題された。

6.民事裁判

小問:訴訟物・個数・併合態様

→ 典型問題


小問:主張整理

→ 典型問題


小問:弁論準備手続中の当事者の特定の行動の理由を検討

→ 典型問題


小問:争点

→ 典型問題


小問:訴訟についての結論と判断過程

→ 典型問題



6.まとめ

以上のところからすれば、71期の二回試験は、「導入修習と集合修習で学習したことを十分に復習しておく」という当たり前の方針を取れば十分だったように思います。

これから導入修習に向かう72期修習生の方へのアドバイスとしては、「少なくとも導入修習で配布されたプリントを無くさない」ということです。二回試験対策のためには、導入修習で配布されたプリントを見返すのが有効です。

そのため、導入修習中に配布されたプリントについて、来年のこの時期まで無くさないように保管しておくのが何よりも大切であろうと考えます。導入修習には、ファイルなども持っていくようにしましょう!

71期の修習生の方々、何か他にもアドバイスがあれば、コメント欄にお願いします!




執筆者:  匿名希望

投稿日時: 2018年11月25日22:40

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